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キノコ王国、ピーチ城ではクリスマスパーティーの真っ最中だった。
誰もが今回は大いにはしゃぎまわり、騒いだり、楽しげな表情を浮かべるのだった。


マリオ「おいワリオ、これは俺の肉だぞ!!」
ワリオ「うっせぇ!!これはオレが最初っから目をつけてたヤツだ!!」

マリオとワリオ、二人はひとつの肉を取り合ってケンカ中。

ドンキー「ちょっ・・・二人ともケンカは・・・!!」
マリ&ワリ『横から口を挟むな!!これは男同士のタイマン勝負だ!!』
ドンキー「なんのだよ・・・;」
ヨッシー「この二人のケンカは手出ししないのがいいんだよ、ドンキー。」
ドンキー「そうなのか・・・って、あーーーーーーー!!ここの料理、全部なくなってる!!」←激ショック
ヨッシー「あ〜、おいしかったvもうお腹いっぱ〜い(///^o^///)」
ドンキー「ここの、全部食ったのか・・・?」


一方、キッチンでは・・・。

ルイージ「あとはココアクリームでデコレーションして・・・っと♪」
ワルイージ「へっへっへ、おれはもう完成だぜ〜?」
ルイージ「別に競争とかやってるわけじゃないんだけど・・・(-.-;)」
キノピオ「ケーキできました〜?あっ、ワルイージさんのケーキ、イチゴがすごく大きいですね・・・。」

キノピオ、ワルイージのケーキのイチゴ・・・をまじまじと見つめる。
すると。

『キシャーーーー!!!』

イチゴはなんと、パックンフラワーだった!!

キノピオ「うわーーーーーーーー!!いいいいいいいったい何植えてるんですか!!」
ワルイージ「植えるとは表現が違うぞ。これはれっきとしたイチゴだぜ?んん??」
ルイージ「たしかにそういう風にいわれてた時もあったけどさぁ・・・;んなことして楽しいの?」
ワルイージ「おうよ。おまえが驚く顔を想像すると楽しいぜ?」
ルイージ「なんで僕なんだよ・・・。さてと、仕上げ、仕上げっと・・・。??」
キノピオ「どうしました?ルイージさん。」
ルイージ「このバナナ、誰が飾ったの?ケーキのど真ん中に、丸々1本・・・。」
キノピオ「え?あなたが飾ったんじゃないんですか?」
ルイージ「皮むきもカットもしないでケーキの上には飾らないよ。」
ディディー「そうなのか?オイラ達のふるさとじゃこんな風に飾ったもんだけど?」
ルイージ「これじゃ普通に食べるのと変わらないよ。結局は皮むいて食べるんだろ?」
ディディー「そうだけど?」
一同『・・・・・・・・・。』


再び、パーティー場で。

ピーチ「ふふふ、みんな楽しそうで何よりだわv」

ピーチ、遠くからマリオ達のやりとりを眺めている。

キノピコ「デイジー姫、ケーキばかりよく食べますね・・・。」
デイジー「そりゃそうよ、あたし甘いもの好きだし、今日のは格別においしいんだもの♪ね、ピーチ?」
ピーチ「ふふ、ありがとう。最初に出たケーキは私が焼いたのよ。」
デイジー「え!?そうなの!!てっきりお抱えシェフがやってるのかと思ってた・・・。」
ピーチ「追加の分はキノピオ達が作ってるわ。ルイージとワルイージもキッチンに入ってたけど・・・。」
デイジー「ふ〜ん・・・あ!!このレアチーズとホワイトチョコのやつ、おいしそうvもらおっと♪」
キャサリン「・・・あんまり食べてると、太るわよ・・・?」

デイジー、キャサリンの何気ない一言に硬直(笑)


時には笑い声が、時には大騒ぎしながらも、キノコ王国でのクリスマスの夜はまだまだ続く様子。



一方、クッパの城では・・・。

クッパ「さて・・・Jrのプレゼントで最後だな・・・。」

クッパ、忍び足でJrの部屋へ。

クッパ「Jrは・・・よし、寝てるな。」

クッパはプレゼントの箱をベッドにあった巨大くつしたの中に入れる。

Jr「うぅん・・・。」
クッパ「まずい、起こしたか!?」←あくまでも小声です。
Jr「・・・おとうさん・・・ママ・・・こっちだよぉ・・・。」
クッパ「・・・寝言か・・・・・・。」

クッパはほっと胸をなでおろす。
そして、すやすやと眠るJrの寝顔を愛おしそうに見る。
楽しい夢でも見ているのか、Jrの寝顔はとても幸せそうだった。

クッパ「・・・・・・・・・。」

クッパはJrの顔をそっとなでるのだった。


End

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クリスマス絵を描いているうちに浮かんできた光景を文にしてみました。
マリオとワリオのケンカとワルイージのイタズラは、ずっと前にも描いたのですが、彼らの関係や行動は変わっていない、な感じで(笑)
自分的にはデイジーは食欲旺盛な子だと思っております。
で、クッパは子煩悩だと思っております。

※配布は終了しました。

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